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図書館九条の会交流会
〜図問研第54回全国大会〜

(於:大阪 7月9日夜)の報告(世話人・赤尾幸子)

(1)「文庫活動の中から」

 @新井せい子さん(「みのお九条の会」呼びかけ人 しらさぎ文庫主宰)
1941年生まれで、憲法教育の洗礼を真っ先に受けた世代である。先生から平和とか民主主義という言葉を浴びるように受けた。
子どもがその時受けた教育というのは大きいと思う。
6年生の時、隣にあった池田文庫を初めて利用した時の(図書館)体験が今の活動の原点になっている。子どもの頃、親がたくさんの本に出合わせてくれ、本で心を癒されたり楽しんだ自分の体験を子どもたちに伝えたいと思って文庫を始めた。
子どもたちが豊かに育つことを願って活動を続けているが、豊かな気持ちで生きることが平和を求める気持ちにつながっていくと思う。
憲法「改正」を危惧し「九条の会」の活動もしているが、私たちの暮らしになくてはならない図書館を大事に思い、きちんと機能していくよう日常の活動を続けていきたい。
「みのお九条の会」は2004年11月に発足。講演会や憲法学習会を連続して開催、賛同者を増やしている。

A上口佐知子さん(「九条の会・豊中いちばん星」 呼びかけ人)
子育てをしながら環境、教育や平和のことを個人のレベルで何となく考えていたが、文庫活動をするようになって、外に向けて働きかけていかなければ変わらないと思うようになった。
声をかけられて2005年2月結成の「九条の会・豊中いちばん星」の呼びかけ人になった。
図書館の集会室を利用しての学習会や他の九条の会と共同で講演会を開催している。
この参院選で大阪選挙区の8人の立候補予定者に「憲法9条や自衛隊についてどう考えているか」のアンケートを行った。(回答速報を会のHPで公開)

(2)「市民運動としてのイラク派兵差止訴訟」

大垣さなゑさん(作家・「イラク派兵差止裁判をすすめる会」世話人)
3年余り前までは憲法9条、平和(運動)とも無縁の生活をしていて、こつこつ中世の歴史を掘り起こしているだけの作家だった。
9条、憲法問題に出会った頃は中世前期の承久の変前後の歴史を調べていて、神と皇軍、明治維新や現在の戦争の枠組みに気がついた。
九条が大事なことは言うまでもないが、憲法前文に掲げられている「平和のうちに生きる権利」の重要性を提示したい。
自民党草案にしたがって改憲されたら「平和的生存権」にかかわる文言が無くなってしまう。
全国で12訴訟が立ち上がったが、いずれもイラク派兵の違憲確認、派兵の差止め、人権侵害に対する賠償の3点を求めている。
恒久平和の理念の尊さと歴史的価値。
この裁判は、それを問い直し、平和憲法の価値と普遍性を明らかにする裁判だと考えている。

(3)その他の報告など
「憲法をめぐる情勢のなかで図書館問題を考える」(世話人・佐々木順二さん)

「オーバービーさんと九条の会について」(世話人・菅原勲さん)

「戦争体験や仙台弁の憲法前文と9条を小学校で語る」(仙台にもっと図書館をつくる会・宮城9条の会 川端英子さん)

等の報告があり、 その後の自己紹介では体験談や9条への思いが語られ、交流を深めるとともに今後の活動へのエネルギーを充電できました。


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