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「戦争と図書館」

図書館九条の会世話人 大澤正雄

 

「戦争と図書館」の成り立ち (2005年1月15日更新)

 『戦争と図書館』は1977年、もと東京の図書館員だった清水正三さんがまとめた本で、戦時下の図書館とはどういうものだったかを具
体的にあらわしている本です。
図書館9条の会のホームページにこの本の内容を紹介していきます。
まず、この本の成り立ちについて清水さんの言葉を紹介します。

「この本は、戦争という異常な社会体制の中で、戦争のもつひずみが生活の様々な面に強い力であらわれて来ることを、図書館とその周辺を舞台に、日本人の悲しい現実の体験として記録してあります。

私たちが本書の刊行にあたって考えたことは、利用者や職員など図書館にかかわる方々、(中略)図書館を身近かに知った方々や、これから図書館のことを知りたいと考えている方々とともに日本の図書館が通過してきた戦争の時代の中で、「図書館の自由」ということについて、事実をもって、もう一度考えてみようということでした。

戦争という、ある意味で局限状態の中で、「知る自由」や「学ぶ権利」がどうなるのか知りたかったともいえます。図書館界には戦争責任の追求がなかったと言われます。そのことは図書館に働く者として大変残念に思っていますが、今からでもいい、二度とあんな状態をつくり出さないために、この小さな本が少しでも役に立つことを願ってまとめる努力をしました。」(「まえがき」冒頭部分より)


 


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